海も空も土も薄汚れた大都市での生活で
アレルギーを起こし、
夜もぐっすり眠れず、
食欲不振で体調崩し気味の
疲れたあなたへ。
なんだかとても不健康そうな表現で
呼びかけをしてしまいましたが、
この記事を読んでいるあなたには
思い当たる節がきっと、
少しはあるのではないでしょうか?
そんなあなたにおすすめの
リトリートをご紹介します。
それは、
海辺の砂に埋もれて、
ただ空を眺めるというシンプルな方法。
空を眺めるので、
日差しが気になる方には
早朝か夕方の時間帯がおすすめです。
ですが、ちょうどスコールが降るかもしれない時間帯なので
念のため近くにタープを張っておくのが
良いかもしれません。
まず、海辺の砂の上に座り、
辺りの砂を手のひらですくい寄せます。
タオルケットをそっとかけるような感覚で
足先から胸元まで全身に砂をかけて
砂浜に寝転んでみます。
そして、目の前いっぱいに広がる
覚めるような青い空を眺めながら、
こんなことを思い浮かべてください。
人はみな、
母なる海から生まれてくるといわれています。
そして、死ぬと体は土へ還り、
魂は夜空の星になるともいわれています。
人が最初に生を授かり、
最期に眠りにつくといわれる場所、
海、大地、空という根源的な自然の空間。
ここ沖縄では、
この3つの要素が境目なく融合し、
ひとつの空間として大きく存在しています。
そのひとつの要素である砂の大地に体を融け込ませ、
静かに目の前の空を眺める…。
南方の強い光に熱く照らされた、
太陽の温もり残る砂の温度と
海風に運ばれてくる潮の香りを
全身で感じながら。
いつか眠る場所で得られるはずの
ゆるぎない安らぎの感覚を、
少し先取りで
体験することができます。
人はみな、いつかは死ぬということを考えると、
いま目の前にある
辛いこと、悲しいこと、くだらないこと、
そのすべてはどうでもいいくらいに
小さいことのように思えてきます。
いまという時間を、
思う存分、謳歌して
その疲れを一気に解放してみる。
あなたが抱えている悩みや不調から
沖縄というこの根源的な自然空間が
解き放ってくれるはずです。