火を起こすことから感じたこと

火を起こしたことってありますか？
よく考えてみると一度もないなという人もいるのではないでしょうか。

バーベキューなどでも火を起こす時も誰か得意な人がやってくれたりして
気がついたら火がついてたので
自分で火を起こしたことが私もほとんどないままでした。

数年前、友人とグランピングができるような場所に泊まりで
遊びに行った時のことでした。
晩御飯にバーベキューを選択していたのですが
私たちは二人とも
火がついているバーベキューコンロが出てきて
そこでお肉を焼けば良いと思っていました。

受付を済ませた私たちに渡されたものは
炭と簡単なやり方が書いた紙だけ。
その時に二人とも一度もバーベキューの火を起こしたことがないことに気づいたんですよね。

バーベキュースペースにはスタッフさんもいなかったのと、周りの他の人たちに聞く勇気も出ず誰にも聞けません。
仕方なく二人で試行錯誤しながら始めるのですが、炭をどれくらい入れていいのかもわからない。
入れすぎるの怖いな…と少なめに入れます。
そして書いてある通りに火をつけていくのですが
なかなか思うような火にはなっていきません。

色々二人で周りを盗み見ながら、試行錯誤する中で
やっと炭が赤くなっていきお肉や玉ねぎを焼くのですがなかなか焼けない。
玉ねぎはほぼ半生で食べることに。
そして、周りを見渡した時に気づいたんですよね。
他の人たちはもう少しお肉を置いたときに炎が見えること
もう少し炭を入れたほうがいいのじゃないかということに。

炭を増やしたらやっと普通に焼けるくらいに火がつきました。

この経験から感じたのが
いつもの便利な、火がついている上でただお肉を焼くだけのBBQだったら
ここまで記憶に残らなかったなということです。

出来事としては、大変だったことですが、
二人でたくさん試行錯誤したことで
今でも鮮明にその時のことを思い出します。

火がついていたら便利ですが
自分で火を起こさないといけないというちょっとした不便さがあることも時には必要なんですよね。
周りに聞いていたらもっと早く火がついていたでしょうし
今考えればスマホで調べてもよかったのかもしれません。

でも自分達で考えてやったこともよかったなと今となっては思います。

今何でも便利になっている世の中だからこそ
自分で考えて試行錯誤してやってみるという時間って必要なんじゃないでしょうか

今まで自分でバーベキューで火を起こしたことないなという人は
バーベキューセットをレンタルして
一度自分で火を起こす経験してみませんか？
きっとあなたなりの新しい気づきに出会えると思いますよ