この記事を読んでいるみなさんは、
沖縄のスーパーマーケットの
魚売り場に立ち寄ったことはあるでしょうか?
まだ、立ち寄ったことがないという方は、
ぜひとも魚売り場を覗いてみてください。
沖縄スーパーマーケットには
日本の他の地域では見かけないような
色鮮やかな熱帯の魚が並んでいます。
まるでペンキでペイントしたような
鮮やかで大胆な色の南の魚たち。
移住して1年の私からすると
本当に食べられる魚なのかどうか、
一瞬、不安になってしまうくらいです。(笑)
もちろん、
これらの魚は食べることができます。
しかも、とても美味なのです。
沖縄の暖かい海で獲れる魚は、
スズキ、タイやハタなどの仲間で、
比較的、淡白な味の白身魚が多く、
高級魚として扱われています。
沖縄を代表する主な食卓の魚は、
マクブ(シロクラベラ)、アカマチ(ハマダイ)、
ミーバイ(スジアラ)、
イラブチャー(ナンヨウブダイ)などです。
特にイラブチャーやマクブは、
鮮やかな青色や黄色をしているので、
売り場でとても目を引きます。
これらの魚が住んでいる海の中を
実際に泳いでみると、
もっと色鮮やかで美しい海の生物が
たくさん存在しています。
その美しい光景から切り取られてきた
目にも美味しく感じる魚たちこそ、
沖縄県産の島魚の特徴です。
青くきれいな海が育てた
美しく美味しい魚たち。
海から上がって立ち寄った
スーパーマーケットの一角でも
沖縄の自然や海の壮大さを
間近に感じられます。
海のプランクトンが、
小さい海の生物の餌になり、
その小さい海の生物を魚が食べ、
その魚の命を人間がいただく。
そしていつか私たちは土に還り、
また、その食物連鎖のサイクルの一端を担います。
この南の島の大きな食物連鎖の歯車に、
自分も組み込まれている
ひとつの命なのだと捉えたとき、
今起こっている
辛いこと、悲しいことですら、
些細でちっぽけなことだと思えて
少し気持ちが楽になる気がします。
人は自然に支えられて生きている。
そう捉えたとき、
自然に囲まれた環境で取り組む
セルフリトリートは、
誰かに見守られているような安心感があります。
日常の疲れを癒すため、
自分を見つめなおすため、
沖縄に訪れたときは、
ぜひ、県産の美しい島魚の命のパワーも取り込んで、
心と体の電源チャージをしてみてください。