日本には、
たくさんの柑橘類がありますよね。

たとえば、
愛媛の伊予柑、熊本のデコポン、
和歌山の八朔などが有名ではないでしょうか。
種類や産地によって、
それぞれ味や見た目にも
特徴があります。

ここ、沖縄にも、
有名な柑橘類があります。
沖縄が国内シェアNo.1の
シークヮーサーというレモンの仲間です。

シークヮーサーの和名は、
平実檸檬(ヒラミレモン)といって、
その名前から想像がつくように
甘味が少なく、
酸っぱい風味をしているように思えます。

沖縄県内外では、
濃縮還元された
シークヮーサー果汁100%のジュースが
流通していますが、
これはとても酸っぱく、
濃い味わいのものが多いので、
シークヮーサーは酸っぱい果実だ
といった印象をもっている方も
多いのではないでしょうか。

しかし、このシークヮーサー、
生の果実の状態のものを味わってみると
思っていたよりもシンプルなその風味に
意表を突かれます。

甘味も酸味もほとんどなく、
ミネラルウオーターのような
やさしい味をしているんです。

まるで、
自分の一部であるかのように、
舌になじむ味。

この沖縄の自然いっぱいの大地から
吸い上げられた
すべてを包み込んでくれるような
やさしいエネルギーが
そのままシークヮーサーに
凝縮されているかのようです。

沖縄をそのまま体現しているような果実。

移住して、
初めて生のシークヮーサーの果実を味わったとき、
そんなふうに感じたことを思い出します。

沖縄では、時期になると
農協やスーパーマーケットで
生の果実が売られているので、
たまに購入します。

シークヮーサーの果実は、
大きくてもピンポン玉くらいの
使い勝手の良いサイズ感のものが多いです。

果実を半分に切って
片手でぎゅっと絞り、
ジントニックやサワーに
少し垂らし入れるなどして
自宅での晩酌を楽しんでいます。

シークヮーサーは
食事にもよく合います。

県産の白身魚のお刺身に
キュッと絞ってかけてみると
たちまち沖縄風の味付けになります。

ひと絞り、
追加するだけで、
食卓に沖縄らしさをつけ加えることができる
シークヮーサー。

沖縄旅行中に見かけたら、
ぜひとも手に入れて
そのやさしい風味を味わってみてください。

特にキャンプ場や
キッチン付きのコンドミニアムなどで
自炊をされる予定の方はぜひとも。

調理器具クーラーボックス
レンタルもあるので、
うまく利用して、
快適で楽しい沖縄旅行を楽しんでみてください。

Bio

acari(あかり)

海、山、自然大好き人間。スキューバダイビングではよく沖縄本島で潜っています。