
4月のこの時期は、
新しい生活が始まり、気づけば一日があっという間に過ぎていく…。
この感覚を感じている方も多いのではないでしょうか?
慣れない環境に身を置きながら、目の前のことをこなすだけで精一杯で、
ふとした瞬間に「少し疲れたな」と感じている人も多いかもしれません。
本当は少し立ち止まりたい。
何もしない時間をつくりたい。
そう思っていても、現実はなかなかそうはいかなくて、
気づけばまた次の予定に追われているのでは?
実は、沖縄には、この時期を表す「うりずん」という言葉があります。
冬の冷たさがやわらぎ、春から初夏へと移り変わる、ほんの短いあいだの季節のことです。
風はやさしく、光が穏やかに感じる感覚。
なんだか沖縄がゆっくりと深呼吸しているような時間に感じます。
なぜ、この季節はこんなにも心地よいのでしょうか。
実は、この時期は冬の間に少しだけ力をためていた大地が、
ゆっくりと温まり草木は一斉に芽吹きはじめるのです。
海に行けば波のリズムが一定で、
「急がなくても大丈夫」と言われているような気持ちになったり…。
特別なことは何もしていないのに、
ただそこにいるだけで、呼吸が少し深くなっていく感覚に。
ふと空を見上げると、沖縄の空は私たちが思っているよりずっと広くて、
自分が抱えていた小さな焦りや緊張が、すっとほどけていくような感覚があります。
“何もしない”というのは、少し勇気がいることかもしれません。
何かをしていないと、どこか不安になったり…
時間を無駄にしているように感じてしまったり。
でも本当は、何もしない時間の中でしか、戻ってこない感覚もあるのだと思います。
うりずんの季節は、それをやさしく思い出させてくれます。
”頑張りすぎなくてもいいこと”
”少し立ち止まっても、大丈夫だということ”
忙しさの中で見失いがちな余白って実は、
自然の中にそっと用意されているのかもしれません。
もし、少しだけ疲れていると感じているなら、
深呼吸をするつもりで、沖縄の自然の中に身を置いてみてください。
この時間があることで、また自分のペースで歩き出せると思います。
うりずんは、そんなふうに、
私たちに“ちょうどいい余白”をそっと手渡してくれる季節です。
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